第52回日本マススクリーニング学会学術集会

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会長挨拶

第52回日本マススクリーニング学会学術集会
学会長 伊藤哲哉
藤田医科大学医学部小児科学 教授

この度、第52回日本マススクリーニング学会学術集会を2025年(令和7年)10月3日(金)、4日(土)の2日間、名古屋駅前のウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催させていただくこととなりました。本学会の名古屋市での開催は、昭和53年(1978年);山原秀先生、平成2年(1990年);和田義郎先生、平成11年(1999年);鈴森薫先生が主催されて以来、26年ぶり、4回目となります。恩師である故、和田義郎先生(元名古屋市立大学小児科教授、同学長)、学生時代からお世話になった鈴森薫先生(元名古屋市立大学産婦人科学教授)に続き本会を主催させていただくことを大変光栄に思っております。
今、マススクリーニングの状況は大きく変わろうとしております。新規拡大スクリーニングが各地へ広がりを見せ、重症複合免疫不全症、脊髄性筋萎縮症の新生児スクリーニング実証事業が一部の地域で開始され、公費化に向けた具体的な動きが開始されています。一方で、この2疾患については、検査を行っていない地域・分娩施設から、自費で行う所、公費で行う所と、同じ疾患でありながらその現状は著しい格差を生じ、どこで生まれるかによってその児の受ける恩恵も全く異なる状況であります。このような状況は当局、関係各所のご努力で早急に解決されるものと期待しておりますが、その他の新規拡大スクリーニング対象疾患は同様の状況は継続しますし、新規治療法の開発等により更にスクリーニング対象とすべき疾患は今後も増加するものと思われます。このような状況は今後しばらくは継続し、その中でこの学会の果たす役割は極めて重要なものと思います。
今学会のテーマ、
「変革のとき、我々は何をすべきか?」
は、このような現状を踏まえ、我々が共に集いディスカッションするにふさわしいものと思い掲げさせていただきました。
活発な情報交換の場となるようスタッフ一同鋭意準備しております。たくさんの方々に名古屋にお越しいただきますよう、心からお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。

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